
最近、どれだけ仕事を頑張っても、誰からも褒めてもらえない気がする。
同僚や上司は私の努力や成果に気づいていないのだろうか。
それとも私の仕事には何か問題があるのか。。。
最近はモチベーションも下がってやる気が湧いてこない。
私は、仕事にいつも一生懸命取り組んできた。
しかし、結果が出ても褒められることがなければ、だんだんとやる気をなくしてしまう。
頑張っても誰にも認められないと「私の努力は何の価値もないのか?」とつらくなる。
「一生懸命、頑張ったね!」
「この仕事を任せてよかった」
「有難う」
そんな言葉をたった一言貰えるだけで、私はもっと頑張れるのに・・・
私は、体質の古い情報系の会社にいたとき、毎日終電まで仕事をしながら、朝は会社の近くのカフェで1時間くらい勉強をしてから出社することを続けていました。
それ自体はもちろん自分のキャリアを作るためですが、やはり「誰かにその頑張りを認めて欲しい」とも思っていました。
私がその会社を辞めて、フリーターで2年半を過ごしてしまったのはそれからそう遠くない未来でした。
仕事で一生懸命頑張って成果を出しても、誰からも注目されない・褒められないというのは本当につらいことです。
それは仕事や人生のメリハリ・やる気の低下を招いてしまいます。
この記事は、そんな過去の私のようなことに悩んでいる方に向けた記事です。 この記事を読むことで
- あなたが褒められない3つの理由
- 褒めてもらうだけでなく、自己成長につながるフィードバックをもらうためのコツ
を知ることができます。
あなたの頑張りが正しく認められ、やりがいと成長を実感しながら働けるような未来を願って全力を尽くします。
「褒められなくてつらい」という状況に潜むリスク

「仕事で褒められる機会がない」という状況は、そのとき悲しくつらい気持ちを感じて終わるだけではありません。
場合によっては、今後のあなたのキャリアを大きく左右する可能性のある重要な要因です。
なぜ「褒められる」という機会がそれほど重要なのか? 次の3つのポイントから解説していきます。
- 自己評価の低下
- モチベーションの低下
- 成長機会の損失
自己評価の低下
仕事で褒められないという経験は、自己評価に大きな影響を及ぼします。
褒められないことにより、自身の能力や価値に対する不安を抱くことにつながるためです。
日々の努力や成果が認められないことで、自己評価や自己肯定感が欠如し、時には悲しみや痛みを抱えることもあるでしょう。
日本全国の20~59歳の男女1000人弱へ行われたアンケートでは、「褒められている」ことを実感しているグループと「褒められていない」と感じているグループの間で
- 会社(地域・住民)に役立っているという自信がある
- 自分の仕事は周囲から十分評価されていると思う
- 職場の一員として役立っている自信がある
という項目への評価に大きな差が生まれています。 (c.f. 職場における「ほめる効果」に関するアンケート 調査結果 )
褒められる機会が多い人ほど、「自信」「誇り」が高く、自分自身にも肯定的になります。
職場で感じるストレスも少なくなり、好循環が始まるのです。
モチベーションの低下
褒められることは、私たちのモチベーションを高めるために非常に大きな要素です。
しかし、褒められない状況に置かれると、自己評価が低下し、モチベーションが下がるリスクがあります。
自分の努力や成果が見過ごされることで、やる気が失われ、仕事への取り組み方がおざなりになってしまうかもしれません。
厚生労働省が平成26年に発表した『働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書』には、それを裏付ける結果が示されてました。
それは従業員にとって納得のある評価がされるなど良好な職場環境がつくられることで、 従業員の働きやすさ・働きがいにつながり、意欲向上・職場の定着率向上などのメリットが生まれるとという調査結果です。
成長機会の損失
自信がなくなったり、やる気を無くしてしまうことに比べて実感しにくいリスクです。
しかしあなたの人生という大きな視点にたった時に非常に大きな影響を与える可能性があるのが、3つ目のリスク「成長機会の損失」です。
褒められることで自信がつき、モチベーションが上がることによって挑戦意欲が湧いてきます。
すると新たなチャレンジに取り組むもうとする機会に恵まれたり、自らチャンスに飛び込もうとすることもあるでしょう。
その結果、成功するかもしれないし、失敗してしまうかもしれませんが、どちらの結果でも大きな成長の糧を得ることに違いはありません。
その差が3年・5年・10年と積み重なってくると、転職市場におけるあなたの人的資本価値には大きな開きが生まれるでしょう。
「挑戦意欲」「仕事への満足」「成長への楽しみ」、これらは仕事だけでなく私生活も充実させます。
そんなリスクのある環境に居続けることは、あなたの素晴らしい人生を捧げるだけの価値があるのか?
多くの人にとって、その答えは同じなのではないでしょうか?
仕事で褒められないのは当たり前?上司があなたを褒めない3つの理由

先ほど出した厚労省の調査以外にも、数多くの調査や研究から「褒める」ということの重要性がビジネスの場面でも分かってきています。
そしてその事実は、書籍やネット・動画サイトなどを通じてどんどんと一般的な常識になってきています。
しかし、それでも褒められる機会がほとんどない人が圧倒的に多いために、「大人になったら褒めらることがないのは当たり前だ」ということが当然だと思う人が少なくないのも事実としてあります。
「社会人2,000人に聞いた1on1導入実態調査」によると、「1週間以内に上司に褒められた」という人は約34%にとどまりました。
どうやら、大半の人は1週間に1回も褒められるようなことはなく、1ヶ月〜ひどければ年に数回ほどしか褒められる機会がないようです。
「褒めることが重要なはずなのに、なぜ褒める上司はこんなに少ないのだろうか?」
この原因の大半は次の3つにあります。
- 上司と自己評価のギャップがある
- 上司に褒める技術がない
- やって当たり前の文化 = 会社に褒める文化がない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
上司と自己評価のギャップがある
上司が求める成果と、自分自身が実際に達成している成果にギャップがある場合、褒められない状況に陥ることがあります。
上司があなたに期待する成果や目標と異なる方向で努力を重ねてしまい、自分では成果と感じることを上げることがあっても、それが上司の評価に反映されず、褒められないと感じるようなケースです。
例えば、営業職の場合、上司が成約数を重視しているのに対し、営業担当者がコミュニケーションを重視してお客様との信頼関係を築いた場合、成約数に直結しないことから上司に評価されないかもしれません。
このようなギャップによって、「頑張っているのに、褒められない」という結果を生んでしまうのです。
上司に褒める技術がない
上司自身が適切な褒め方やフィードバックの提供方法を理解していない場合、部下を褒めることが難しくなります。
「褒める」という行為には技術が必要です。
褒めるべきポイントやタイミングを見極めることが難しく、部下の努力を適切に認めることができない場合もあります。
例えば、上司が「お疲れさま」と言葉だけで軽くねぎらっているつもりでも、相手には十分な評価が伝わっていないことがあります。
また、飲み会の席で「そういや、お前の1年前のプロジェクト、よくやったよな」と言われても、嬉しいことは嬉しいですが「そのとき褒めてくれよ!」と思うでしょう。
褒める時には
- 成果や取り組みなど具体的なポイントについて褒める
- その時その瞬間、暑いうちに褒める
- 本人に直接言うだけではなく、大勢の前や本人がいない場所でも褒める
などといったテクニックは、上司が部下の才能を伸ばすために必須のスキルなのです。
やって当たり前文化 = 会社に褒める文化がない
企業の中には、やって当たり前の成果に対して褒める文化がない場合があります。
短所を指摘し改善を求めることを教育の一環と捉えており、成果を上げることが当たり前のこととして扱っている企業もあります。
そのため、部下が成果を上げても褒められることがなく、モチベーションの向上に繋がらない状況が生まれる可能性があります。
例えば、プロジェクトの議事録を取ってくれていたり、あなたのプレゼン資料を細くする調査資料を集めるなど、協力することを「当然のこと」として評価せず、積極的に褒める文化がない場合、意欲を持って業務に取り組むモチベーションが低下してしまうのも無理はありません。
また、今期の目標がXXX万円!と設定されていた時に、その数値を超えて当たり前。
褒めるのはずば抜けて上回った時だけ。 そんな会社では、次第に「いくら頑張っても評価されることはない」とやる気も次第に落ちて行くでしょう。
「褒められないことが当たり前」の会社では、やりがいと達成感を持ってポジティブに仕事をして行くことはとても困難です。
これらの原因は、褒められない状況を引き起こす一因となるものですが、それが全てではありません。
あなたの置かれている状況によっても違うでしょう。
しかし、日本の社会では本当によく目にする原因出あることも事実です。
その原因を理解し、対策を立てることで褒められない悩みを解決する手助けになるでしょう。
仕事で褒められない時の本質的な対処法

仕事で褒められない悩みを解決するためには、以下の3つの方法が有効です。
それぞれの方法を詳しく解説し、具体的な事例を交えながら説明します。
- 目標設定と期待値管理
- 成果の振り返りとフィードバックの活用
- 自己評価の重要性
目標設定と期待値管理
ビジネスにおいて、成功するためには相手の期待を常に超え続けることが大切です。
これは顧客の期待を超え続けることだけでなく、上司の期待を超えていくことも含まれます。
あなたが「褒められない」と感じている時、この上司の期待値を満たせていないことが褒められない原因の一つです。
上司の期待を正確に判断するためには、積極的に質問し、推し量ることが重要です。
上司にどのような成果や行動が求められているのかを理解し、それを元に具体的な目標を設定しましょう。
目標設定には、「SMART」というフォーマットを活用すると効果的です。
- Specific(具体的かつ分かりやすい)
- Measurable(計測可能で客観的判断が可能)
- Achievable(現実的で達成可能)
- Relevant(何のために目標を達成するのか)
- Time-bound(期限が明確である)
これらの要素を含めることで、具体的で実現可能な目標を立てる手助けになります。
もし期待値を満たすことが現実的でない達成不可能な場合は、上司の期待値をマネジメントすることも重要です。
実現不可能な目標に対しては、本質的ではないところに関しては期待値を下げるか、スコープをアウトするなど柔軟に対応しましょう。
自分の実力やリソースを考慮して、達成可能な目標を持つことで、褒められる機会を増やすことができます。
例
とある営業職の場合、上司とのワンオンワンで目標を確認しました。
上司は新規顧客の獲得を重視しているということがわかり、それを踏まえて自分の目標を立てました。
具体的には、毎週2つの新規見込み顧客との商談を設定し、月に5つの新規契約を獲得することを目標にしました。
これにより、自分が取り組むべき重要な成果が明確になり、上司からの評価も向上しました。
成果の振り返りとフィードバックの活用
褒める機会がなければ、その機会を主体的に作ることが有効な手段の一つです。
目標は設定するだけではなく、成果を振り返り、フィードバックを受け取りながら新たな目標を立てることが重要です。
振り返ることで、あなたの成長や進捗状況を客観的に把握し、次の目標を立てる際に参考にすることができます。
そして、チームの管理職・マネージャーともなればそれは非常に重要なミッションの一つなのです。
このフィードバックを主体的に受け取りに行くことで、「上司が褒める機会」を自ら作り出すことが可能です。
その中で有効な方法として、1on1(ワンオンワン)があります。
1on1は目標の振り返りやフィードバックを受け取るための効果的な手段です。
1on1では、上司と個別に時間を設け、目標の進捗状況や課題を話し合うことができますが、この時に成果をアピールすることで上司が褒めるきっかけを作ることができるでしょう。
上司にどのように1on1の設定を依頼すればいいかは次の点を参考に、例文と合わせてご紹介します。
- 相手の都合を考えること
- 目的を明確に伝えること
依頼文例
件名: 1on1を希望します
○○さん、
お疲れ様です。
△△です。
お時間がある際に、1on1をお願いできればと思い、メールを差し上げました。
おそらく来週中ごろが○○さんにとっても忙しくない時期かと考えていますがいかがでしょうか。
もし都合が合えば、△△日か△△日のいずれかで、10分ほどお話を伺えればと考えています。
今回の1on1では、○○さんのご意見やアドバイスを伺いたいと思っております。
プロジェクトの進捗についてや、私の成長に向けて改善すべき点などをお聞かせいただければ幸いです。
お忙しい中、申し訳ありませんが、もし1on1の日程が合わない場合は、別の日に調整させていただくことも可能です。
よろしくお願いいたします。
△△
他者の評価から卒業し、あなた自身の価値観に沿った人生を生きる
これまで「どうしたら褒めてもらえるか?」という視点でいた中でちゃぶ台をひっくり返すようなことを言いますが、 もしかしたら、あなたはもう「褒めてもらう」ことから卒業する必要があるかもしれません。
「褒められたい」「すごいと思われたい」という外から得る評価は若手の成長には重要です。
しかし中堅ビジネスマンからは視点が変わります。
自己評価が重要になる段階であり、自分自身がどんなことに価値を置くかをはっきりさせることが大事です。
「自分にとっての豊かな人生を歩みたい!」と考えるすべての人に、私は「価値観マップ」を作ることを進めています。
- 自分にとっての幸せとは?
- 何を大切にして生きているのか?
- 人生の目標は何なのか?
これらをはっきりさせることで、あなたは他者からの評価に左右されることなく、自らの価値観に沿って人生を切り開くことができるでしょう。
価値観マップ作成のおおまかな流れは以下の通りです。
- 価値観マップ作成に適したツール(手書きのMindMapノートやMindMeisterなど)を導入する
- 価値観マップテンプレートの質問に沿って回答を記入していく
- ある程度回答できたら家族や友人にマップを見せ、回答に対するツッコミ(深掘り)をしてもらう
- ③で書いてもらったツッコミに返事を書く
- ③〜④を3回ほど繰り返す
- 最後にもう一度自分で価値観マップをイチから書き直してみる
これらの解決策を取り入れることで、褒められない状況を乗り越え、自己評価を向上させることができるでしょう。
自らの成果を客観的に評価し、フィードバックを活用しながら成長を遂げることで、仕事で褒められる機会が増え、モチベーションを維持することができます。
自分の動きだけでは文化の壁を超えることは困難。認め合う文化のある会社を探してみるのも大事

仕事で褒められない悩みを解決するためには、目標設定と期待値管理の重要性、成果の振り返りとフィードバックの活用、自己評価の重要性を理解し、実践することが大切です。
しかし、時には自分の動きだけでは「仕事で褒められないのは当たり前の文化」の会社の壁を超えることは困難な場合もあります。
そのような場合には、認め合う文化のある会社を探してみることが重要です。
褒められない状況がずっと続いている場合、会社の文化が影響している可能性が非常に高いです。
褒められる文化が根付いていない環境では、自己評価の向上やモチベーションの維持が難しくなるかもしれません。
そのため、自分の価値を認めてくれる文化がある会社を探してみる転職活動は大切です。
もしあなたが、褒められない環境でいることにそこまで悩んでいないのであれば、
「転職=今とは違うところで働くことは怖い」
と考えるのはある意味当然です。
人は、現状を維持しようとする心の働きがあるので、転職のように環境を変えることはリスクそのものだからです。
しかし、「転職活動」には全くと言っていいほどリスクはありません。
転職活動は、今よりもいい待遇が得られる会社を探したり、自分の強みは何かを振り返ったり、転職エージェントから現在の転職市場に関する動向情報を集めたりすることで、自分の将来の可能性を広げることができる活動です。
しかし、転職先を決めてしまわなければ「環境が変わってしまう」というリスクとは無縁のままでいられます。
転職活動を通じて自分の中にある選択肢を増やし、それぞれの選択肢からメリットデメリットを天秤にかけて自分の人生を決断していくこと自体は、どんな状況にあるビジネスマンにとっても有効な手段であると私は考えています。
褒められる文化のある会社で働くことは、自己評価の向上やモチベーションの維持にとって非常に重要です。
自分の能力や成果が認められ、成長の機会を得られる環境で仕事をすることで、より充実したキャリアを築くことができるでしょう。
最終的に、自分の理想に合った会社を見つけるためには転職活動が必要ですが、それは自己成長とキャリアの発展にとって大きな一歩となるでしょう。
自分の価値を認め合う文化のある会社での新たな挑戦は、褒められない悩みを克服し、より充実した職場生活を送るための重要な一歩となるはずです。
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